冷感寝具が冷たく感じるのは熱伝導率が高いことと、場合によっては特殊な織り加工で表面積をミクロ単位で広げることで気化熱を通常より大きくするからです。
気化熱は液体の水が乾く時に水蒸気の期待に変化し、周囲の熱を奪ってゆく現象になります。
夏場の雨はアスファルトなどを冷やして、その後雨が止んだ時に水蒸気が発生して気化熱によって気温を冷やす効果があるのです。
それと同じことを寝具でも再現出来るのが冷感寝具の特徴になります。
もう一つのポイントは熱伝導率の高い素材を使っており、Q-MAXという単位が大きいほどに肌が触れた時に冷たく感じるのです。
例えば涼しい所に置いた金属を触ると、手のひらの温度が冷たく感じてゆきます。
体温が金属を伝わり外部に放出されることで、冷たく感じているのです。
それと同じように寝具にも熱伝導率の高い素材を使うことで、皮膚の体温を寝具を通じて外部に放出してくれます。
冷感寝具はキュプラやレーヨンなどの伝導率の高い素材と、ポリエステルなどの速乾素材をブレンドし組み合わせて製造されているのです。
気化熱と体温の伝導率により涼しく感じますので、夏場には最適な寝具になっております。
Q-MAXの数値と素材を参考に選ぶことがおすすめです。