近年増えているQ冷感寝具の性能を測る数値として、使われているのがQ-MAX値です。
Q-MAX値とは最大熱吸収速度のことを指し、具体的には触れたときにひんやりする効果を表しています。
Q-MAX値が0.2以上で接触冷感と表示可能になり、0.3以上になると触れたときにひんやりと感じます。
最近では0.4や0.5以上の冷感寝具も登場していて、睡眠時に暑さで寝苦しいと感じるなら選ぶ一つの目安にすると良いでしょう。
ただしQ-MAX値を参考にするときには、注意点もあります。
たとえば同じ数値であったとしても、冷感寝具の生地や形状により実際の感じ方は違います。
より具体的に説明すると、サテン生地は数値よりも実際はひんやり感を感じないとされているので注意しなければいけません。
また化学繊維を使った敷パットなどの冷感寝具は、冷たさはあっても通気性が悪いため却って蒸れてしまい、寝苦しさの原因になる場合もあります。
つまりQ-MAX値とは、あくまでも冷感寝具の効果を図るための数値であり絶対ではありません。
高ければ性能が良い冷感寝具というわけではなく、通気性や吸水性、生地の特徴などとQ-MAX値を合わせて考え選ぶようにしましょう。