冷感寝具は種類ごとによってさまざまなタイプがあります。
竹を長方形に切って並べてゴムで結び、竹シートに加工したマットは涼しくて通気性が高いことが特徴です。
ゴムによって変形して伸縮しますが、寝心地は硬めになるので好き嫌いの個人差があります。
他にも背中部分を中空にしてメッシュ状のフレームを付属させて、背中から風を送風するベッド用の扇風機機能付きの冷感寝具もあるのです。
熱い空気を排出しながら通気性を高めることで、高温多湿な日本の夏の夜でも快適な就寝が可能になります。
定番なのはポリエステルをメイン素材にした冷感寝具のマットです。
特殊な表面加工によって吸水性を高めながら、速乾性により気化熱を生んで周囲の熱を奪うことで涼しく感じます。
またレーヨンやキュプラなどの熱伝導率が高い素材を配合することで、肌が触れた時にひんやりした感触を覚えるのが冷感寝具マットの特徴です。
麻素材などを使えば独自の肌触りと吸汗性の高さが心地よく感じますし、近年では吸湿性の優れたメリノウールを冷感寝具にブレンドするケースも増えてきております。
適材適所で素材の持つメリットを活用して、涼しさだけではなく快適性も追求するのが冷感寝具の進化の方向性なのです。